- 市民の為の健康情報 -

新しい胃がん検診の提案

もの忘れ検診のご紹介
 




はじめに
日本には現在、痴呆者は170万人存在すると考えられております。また、2025年には300万人を超えるとも言われております。このような状態においては医療は勿論のこと、 福祉施設においても対応しきれなくなる恐れがあり心配されています。一方痴呆の治療については新しい有効な薬剤が見出され、痴呆に対してのワクチンの研究開発にも実用の目処がたってきており、 痴呆を早期に発見する重要性が改めて認識されています。群馬県においても、医師会を中心に「こころの健康センター」や群馬県保健福祉部高齢政策課および群馬大学医学部神経内科、 精神神経科などと協力して「もの忘れ検診」による痴呆者の発見事業を平成12年より開始しました。

検診システム
基本的な流れは1次検診「脳の健康度チェックリスト」(図1)→2次検診(MMSE)→3次検診(かかりつけ医)→専門医の鑑別診断となっていますが(図2)、我々の検診の特徴は 老健型の住民基本検診と同時に実施していることです。このことは検診を受ける人たちの「もの忘れ検診」に対する抵抗感を少なくし、改めて検診する手間も省けるために対費用効率的にも 非常によい形式であると自負しています。
 群馬県では地域によって住民検診は集団検診方式と個別検診方式があり、集団検診は公民館などに住民に集まってもらい、検診車による検診をしていますし、個別検診は主に市街地などで 各人がかかりつけの医療施設に出かけていき検診をうけることになっています。
 この検診のキーパーソンは「かかりつけ医」であり、2次検診で異常を認めた場合やチェックリストで異常が見られなくても痴呆が疑わしいおかしい場合は鑑別診断のために専門医を 紹介します。専門医は診断のみに携わり、治療や経過観察が必要な再び「かかりつけ医」が担当します。

検診結果
検診結果を図3で示します。集団検診では「脳の健康度チェック」受診者5,139名であり、2次検診のMMSEに1,633名まわっております。さらにMMSE陽性者は281名でした。 この内訳は異常なし111名、経過観察119名、要精密検査53名で、最終的に痴呆と診断された人は26名でした。個別検診は今年度においては高崎市のみ実施しており、 1次検診(脳の健康度チェックリスト)1,275名、2次検診(MMSE)受診者459名、MMSE陽性者は152名でした。これらの人たちの一部現在治療を開始しております。

図1


図2


図3


個別検診
2003年度高崎市医師会もの忘れ検診事業(月別)
高崎市検診事業 脳の健康度実施者 MMSE実施者 一次陽性率 二次陽性者数 二次陽性率
2003年7月 244 91 37.3% 19 7.8%
2003年8月 174 43 24.7% 21 12.1%
2003年9月 158 80 50.6% 26 16.5%
2003年10月 257 66 25.7% 16 6.2%
2003年11月 182 60 33.0% 23 12.6%
2003年12月 130 66 50.8% 34 26.2%
2004年1月 130 53 40.8% 13 10.0%
合計 1275 459 36.0% 152 11.9%

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