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住民検診においてHelicobacter pylori検査はどのように活用されるか?−血清H.pylori抗体価、血清ペプシノゲン値同時測定による胃がん検診(ABC検診)の試み−

ペプシノゲン法による地域住民胃がん検診−「高崎市方式」10年間の検討−

ペプシノゲン法による胃がん検診 ABC検診(胃がんリスク検診)
 




要旨・緒言 対象と方法 結果 考察 結語・文献

対象と方法
 高崎市では旧老健法による従来の胃がん検診(間接および直接X線法)と並行する形で医師会によるPG法検診を平成8年度より導入した。対象は表1に示す平成7〜10年度のX線法受診者延べ14,860名(間接12,165名,直接2,695名)と平成8〜10年度PG法受診者延べ26,144名で後者は大腸がん検診を希望し,かつPG法を希望した40才以上の高崎市民である。発見胃がんの対比は4年間のX線法による31症例32病変と3年間のPG法による53症例55病変で行った。PG測定は住民基本健診等で得られた血清の一部を用いた。 またこの際受診者にPG測定の意味等必要ならばパンフレットを用い説明しインフォームドコンセントを十分に行った。

 PGの測定法は平成8・9年度がRIA法(外注,測定費用1,000円/1検体),平成10年度はEIA法(高崎・地域医療センター内測定,測定費用600円/1検体)で行った。カットオフ値はPGI≦70ng/mlかつI/II比≦3を陽性(要精密検査)とした。精密検査は胃内視鏡検査で行うこととした。
 なお費用効率の算定に用いた各検査法の単価は理論値でなく,実際に要した実費である。
 大腸がん検診の対象者は表5に示す平成8〜10年度の受診者数延べ31,551例である。一次検診は免疫便潜血法2日法(ラテックス凝集法;OCヘモメディア)を用い,陽性者精密検診は全結腸内視鏡検査またはS字結腸鏡と注腸レントゲンの同日併用とした。


表5:高崎市大腸がん検診実施状況 平成11年6月1日現在
年度 対象者数 受診者数 (%) 要精検者数 (%) 精検受診者数 (%) がん発見者数 (%)
平成6年度 71,039 1,552 ( 1.1) 117 (7.5) 93 (79.5) 1 (0.06)
平成7年度 79,462 1,574 ( 2.0) 90 (5.7) 81 (90.0) 5 (0.32)
平成8年度 80,369 9,386 (11.7) 446 (4.5) 248 (58.2) 32 (0.34)
平成9年度 81,151 11,071 (13.6) 403 (3.6) 259 (64.2) 31 (0.28)
平成10年度 81,000 11,094 (13.5) 462 (4.2) 325 (70.3) 31 (0.28)

平成8・9・10年度大腸がん検診結果 平成11年6月1日現在
    発見者数 精検受診者対比
平成8年度 大腸がん  32(34病変) 12.9%
大腸ポリープ 81 32.7%
平成9年度 大腸がん  31(34病変) 12.0%
大腸ポリープ 88 34.0%
平成10年度 大腸がん 31(32病変) 9.5%
大腸ポリープ 104 32.0%


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