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もの忘れ検診

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住民検診においてHelicobacter pylori検査はどのように活用されるか?−血清H.pylori抗体価、血清ペプシノゲン値同時測定による胃がん検診(ABC検診)の試み−

ペプシノゲン法による地域住民胃がん検診−「高崎市方式」10年間の検討−

ペプシノゲン法による胃がん検診 ABC検診(胃がんリスク検診)
 



もの忘れ検診に見る初期治療の重要性
はじめに 現在までの経過 検診システム
検診結果 問題点と今後の対策 おわりに


検診システム
 今回の検診は住民検診と同時に実施するために、地区によって集団検診と個別検診に分かれる。

 1.集団検診方式
 以前より住民検診は、地区により公民館などに対象者を集め、検診車が検診をしていた。この場合、日時や場所を指定されるため住民にとっては不便な面もあるが、医療施設が少ないなどの理由で仕方なくこの方式を採用している。今回の痴呆の検診も住民検診と同時に実施しているので集団検診方式となった。このシステムと流れを(図1)に示す。この場合は地区の行政の協力は是非とも必要で、とりわけ保健師の役割は重要なものである。
 一次検診の部分はほとんど全地区で自記式を採用しており、来場した受診者にその場で記入してもらっている。一部では前もって配布して検診時に持参してもらっている地区もあるようである.この表は「脳の健康度チェックリスト」と呼ばれ、20項目と立方体模写 より構成されている(表2)。ここで5項目以上陽性の場合は二次検査でMMSEに進み、MMSE検査で24点以下(MSQ2項目以上)ならば「かかりつけ医」を受診することになるがMMSEと「かかりつけ医」への受診指導は各地区の保健師が行う。なお、MMSE:検査表を(表3)に示す。  
 「かかりつけ医」は紹介された人たちを診察して、振り分け機能を分担することとなる。「かかりつけ医」はこれらの人たちを介護関連施設への紹介、鑑別診断施設への精査の依頼、場合によっては自己の施設での治療や経過観察などを決定し、必要に応じて紹介状を書くことになる。この理由は「かかりつけ医」は日ごろからその人たちを診察していることが多く、各人の性格、家庭環境、教育程度、地域の状況などに関して幅広く深い知識を有しており、その人に適した対応が取れると考えたからである。鑑別診断の必要があるとされた場合は専門医に鑑別診断の依頼書を書くことになるが、専門医は鑑別診断のみをして結果を「かかりつけ医」に回答し、治療や経過観察が必要なら「かかりつけ医」がこれを担当する(図2)。

 2.個別検診方式             
 市部では随時、かかりつけの医療施設で住民検診を受けることになっている。個別検診の流れのチャートを(図3)に示す。「脳の健康度チェックリスト」の記入は外来の待ち時間に済ましていることが多いようである。「チェックリスト」が5項目以上の場合は二次検査となりMMSE検査を行う。この検査は医師か看護師が実施しているが、医師がしていることが多く、所要時間も慣れてくると10分もかからずに終了している。この検査が24点以下ならば集団検診の「かかりつけ医」と同様な処置をしてもらう。個別検診の長所としては鑑別診断が必要とされた人たちの専門医への受診率が高いことである。



<表2>



<表3>



<図1>



<図2>



<図3>


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