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もの忘れ検診

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ペプシノゲン法による胃がん検診 ABC検診(胃がんリスク検診)
 



もの忘れ検診に見る初期治療の重要性
はじめに 現在までの経過 検診システム
検診結果 問題点と今後の対策 おわりに


はじめに
 我々は、平成13年より初期の痴呆を発見する目的で「もの忘れ検診」を実施している。この検診は単に初期の痴呆を見つけ出すだけでなく、 極めて初期の痴呆を治療することにより経過をより緩慢なものにすることで、家族の精神的、肉体的、経済的負担の軽減に役立つと考えられる。
 群馬県医師会としては群馬大学医学部精神神経科、神経内科、および群馬県こころの健康センターと共同で「もの忘れ検診」を開始し、 その結果が得られつつあるので報告する。しかし、いまだ確立したものでなく検診を実施しながら不都合な点の改善、より簡便な形式や短時間により多くの また確実な情報が得られる方法などを目指して改良を加えつつある段階である。

 今回のプロジェクトの内容は以下のような理念の下に実施された。
(1)群馬県全県で実施する。
(2)健康な人に住民検診を利用して検診する。
(3)治療や追跡は「かかりつけ医」にお願いする。

 (1)群馬県全県で実施
全県下の市町村を対象にしたいと考え計画を推し進めている。最終的には10万人以上の規模で検診したいと考えている。今までにも各地で痴呆の検診は試みられてはいるが、 主として市町村の単位であり、全県のレベルまで拡大したものは見られず、今回の検診は人数の数からも、市街地から農山村地帯まで広い地域をカバーしている点でも特徴がある。

 (2)健康な人に住民検診を利用して検診する。
 今回の「もの忘れ検診」は、まったく異常なしと思われている人たちが対象であり、自覚症もなく家族も気づかない状態での検診であり、この人たちが抵抗なく検診を受けることができ、さらになるべく経費のかからない方法として老人保健法の住民基本検診(以下、住民検診とする)と同時に実施することにした。 つまり群馬方式として住民検診受診者で60歳以上の人たちは希望しない人たちを除いて全員に「もの忘れ検診」を受けてもらっている。

 (3)「かかりつけ医」が追跡
 治療や長期間にわたる追跡は「かかりつけ医」に依頼している。「かかりつけ医」は今回のプロジェクトのキーパーソンであり、診断から治療、 経過観察まで深く関与することになっている。理由としてはわずかな変化を捉えたり、家族の話から日ごろの状態を知ったりできるし、 その人の理解力や性格に対応して適切な話もできる。また、日常検診や病気の時によく利用しているような関係であれば長期の追跡調査も可能と考えた。 痴呆の早期発見や早期治療、さらには追跡調査でも「かかりつけ医」の協力が重要であるとした報告もある。

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